眠れる環境とは
快適な睡眠を得るためには、寝室環境は重要です。
うるさかったり明るすぎたりすると、脳が刺激されるため、なかなか寝つくことができません。
また、寒過ぎても暑過ぎても安眠できないので、部屋の温度や湿度も大切な条件の一つとされています。
「眠るだけの部屋だから…」などといわず、
インテリアや部屋全体の雰囲気などに配慮しながら、快適な寝室環境を心がけましょう。
ぐっすり熟睡するために、もっとも重要なのは、もちろんベッドの寝心地です。
そして、ベッドの寝心地の良さを決めるポイントは、マットレスの品質です。
あまり硬すぎてもいけませんし、逆に柔らかすぎても体をうまく支えることができずに熟睡できません。
枕選びの考え方と共通することですが、
立っている時の背骨のS字カーブをキープできるように体を支えることができるベッドが理想的です。
■納得できるまで徹底的に選ぶ
ベッドを買うというのは一生に何度もあることではありませんから、
ぐっすり熟睡する安眠生活のために、徹底的にこだわりをもって選びましょう。
ベッド を選ぶ際にはカタログ販売などで選ばず、
できるだけ種類が置いてあるお店に行って、いつも自分が寝る姿勢で実際に横になってチェックしましょう。
実際に横になってみて、自分の体が自然と発する 「快適」「いまいち」「どうもダメ」といった感想を素直に受け入れることが大切です。
■なるべく高くて良いものを買う
また、予算と相談した上で、自分が気に入ったものの中で、できる限り高級なものを買っておくのがいいでしょう。
長く使うもので、しかも健康に直結する寝具ですから、
少々高くても長い目で見れば決して高くないはずです。幸せな快眠生活のためには、 ベッドを買うときは思い切って出費しましょう。
最初はその値段に躊躇するかもしれませんが、買ってしまえば快眠の喜びを何年間にもわたって味わうことができるのです。
「買ってよかった」という満足感がいつまでも持続し、高いベッドを買ったことを後悔することはないでしょう。
寝る直前まで部屋の電気をめいっぱいつけていると、スムーズに寝付くことができません。
これは「そろそろ眠りに入るぞ」というメッセージを体に知らせるメラトニンというホルモンが、
部屋が明るいと脳から分泌されないためです。
催眠作用のあるこのメラトニンを十分に分泌させるためには、
寝る準備に入るときに明るい電気は消して、ほのかでやさしい間接照明に切り替えるといいでしょう。
寝室の照明を少し暗めにすることに加えて、
リビングの照明も夕食後は少し明るさを落とすと、よりスムーズに眠りに向かうことができます。
リビングで過ごす寝る前の時間から、目に入る光の刺激を減らし、メラトニンの分泌を促すのです。
仕事をする空間は脳を覚醒する蛍光灯を使うのが適していますが、
寝室の照明はなるべく蛍光灯を避け、あたたかな白熱灯を使用しましょう。
白熱灯には リラックス効果があるので、白熱灯を使って寝室を間接照明にすると、
メラトニンの分泌がスムーズになり、穏かな眠りに落ちやすくなります。
壁や床を照らすような間接照明によって、落ち着いたムードになって高ぶった神経も落ち着いていつの間にか眠気が訪れます。
間接照明はそれほど明るくする必要はありません。
ぼんやりと周囲の様子がわかるくらいが目安です。
最近売られているベッドカバー、シーツなどには非常にカラフルで個性的なものがあり、選択の幅が広がっています。
中には赤と緑、白と黒といったコントラストの激しい色使いのものもありますが、
こうした刺激的な色彩の寝具では、神経が興奮してしまい穏やかに眠ることができません。
寝室の色彩が、眠りに与える影響は決して小さくありません。
ぐっすり寝るために、目にやさしくて安らぎを感じることができる色彩で寝室をコーディネートしてみましょう。
寝室のカーテン、壁紙、ベッドカバーなどを、白、
落ち着いたブルーやピンクやイエローなどのパステルカラーにすると良いでしょう。
淡いピンクにはリラックス効果があるので、男性でも特に抵抗がなければシーツや枕カバーなど、
寝具の一部に淡いピンクのものを使うと心地よい眠りが期待できます。
ベージュ、グリーン、ブラウン、グレーなどの目に刺激の少なく落ち着きのある色で
コーディネートすることで眠りやすくなります。
特に淡い落ち着いたブルーがおすすめです。
人間は青い色の中では、血圧が下がり、呼吸が穏かになりリラックスモードに入ることがわかっています。
逆に赤い光の中では、血圧が上がり、呼吸やまばたきの回数が増えて、いわゆる興奮状態となってしまいます。
一般に、人は一晩に20回前後寝返りをうつと言われています。
これは、ずっと同じ姿勢で寝ていると一点に体重の負担が集中してしまって疲労がたまってしまうために、
無意識にその負担を分散させようとするからです。
寝たときと同じ姿勢で目が覚めて、自分は寝相がいいから寝返りは うっていないという人でも、
実は夜中に無意識に寝返りをうっています。
シングルベッドが横幅90〜100センチとなっているのは、この寝返りを計算にいれた設計です。
ダブルベッドでふたりで寝る場合、一人が寝返りをうつと、その動きが相手にも伝わってしまいます。
二人とも熟睡していれば問題ないかもしれませんが、どちらかが相手の寝返りが原因で熟睡できないということがよくあります。
こうした状況を避けるためには、ひとつのダブルベッドで二人が寝るのではなく、
シングルベッドをふたつ並べるのがベストです。
寝返りをうってもその動きが伝わらないためお互い気になりませんし、どちらか片方がベッドに入る時間が遅くても、
先に寝ている人を起こさないように気にする必要もありません。
お互いの熟睡のためには、ダブルベッドは避けたほうが賢明です。
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